旅ごころブログ🐒

心理カウンセラーをしている筆者が心理学の知識を紹介するブログです。趣味の旅行で行ったおすすめスポットや飲食店の紹介もしていきます。

忘年会・新年会シーズンはアルコール依存症者はどうすれば良い?この時期をアルコール依存症者が生き延びる方法を紹介します

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忘年会・新年会シーズンになると楽しい飲み会がたくさんありますが、アルコール依存症の方には辛い時期でもあります。

 

仕事をしている方は忘年会・新年会が会社であるでしょうし、友人や親せきの集まりもあるかもしれません。

 

自分がアルコール依存症だと開示していない場合、他の飲み会は断れても、年に一度のこの機会はなかなか断りにくいですよね。

また、自分の病気を開示している場合も、「たまには良いじゃないか」「忘年会だし良いだろう」と周囲に言われたりすることもあるでしょう。

 

今日はアルコール依存症の方が忘年会・新年会シーズンに飲まずに生き残るための方法を書いていきます。

 

 

 

アルコール依存症で起こる正当化

アルコール依存症脳の病気です。

「絶対に飲まない」と心で誓っていても、脳がアルコールを強烈に欲しがります。

そのため「飲むための正当化」が必ず起こります。

 

「忘年会はさすがに断れない。ウーロン茶で参加しよう」

「乾杯の一杯くらいは飲まないと失礼だろう」

「上司に酒を注がれたし飲まないわけにはいかなかった」

 

このような心のつぶやきは「飲まない」と誓った気持ちを壊していきます。

 

「自分は飲みたくはなかった」

「状況的に仕方がなかったんだ」

と責任を回避する動きはアルコール依存症の典型的な症状の一つです。

 

まずはこれを自覚できるようになりましょう。

 

 

アルコール依存症者は飲み会にはもう一生行けないのか?

アルコール依存症の方で苦しい気持ちになることの一つが「もう一生飲み会には参加できないのか?」「コミュニケーションが取れないじゃないか」「子どもの結婚式に出るなっていうのか?」などの他者とのコミュニケーションの問題です。

 

アルコールがなくてもコミュニケーションは取れますが、アルコールがある場所での

コミュニケーションが重要なのも分かります。

 

ましてやアルコール依存症の方は飲みの席が大好きなのです。

「行くのもだめなのか?」

と落ち込んでしまうのは当然ですよね。

 

ここはその方によって意見の分かれるところです。

 

飲み会全てを断る人もいれば、忘年会や歓送迎会だけは出る、という人もいます。

結婚式などの重要なイベントには参加する方もいれば、本当に近しい人の祝いの席にも参加しない方もいます。

飲み会に出る場合も、周囲に打ち明けて出る人、家族を連れて行き監視をしてもらいながら参加する人、一次会で帰るようにする人、本当にパターンはそれぞれです。

 

しかし、ここで本当に大切なことを伝えます。

 

「一杯飲むことで死ぬかもしれない」

 

アルコール依存症は命に関わる病気です。

精神科は患者様の死亡が少ない科だと思われがちですが、もちろんそんなことはなく、通院中、入院中の患者様が亡くなることはあります。

私も今まで患者様の死に出会ったことはありますが、半数以上はアルコール依存症の方でした。

 

これ以上飲むと死にますよ、と言われたことのある依存症者は多いと思いますが、どこかで「まだ大丈夫」という感覚がどうしても抜けないと思います。

 

でも、本当にその可能性はあります。

それもかなり高い可能性だと体感しています。

 

人生の楽しみはお酒だけではありません。

コミュニケーションの手段もそうです。

命よりも大切なことはないはずです。

それをしっかり認識した上で、どのようにしていくのかを決断していく必要があります。

 

 

アルコール依存症の人は忘年会・新年会シーズンをどう生き延びているのか?

忘年会・新年会などの重要な飲み会にも欠席し、その変わりにお世話になった人には個別で挨拶をしたり、友人とはカフェで食事をするなど、コミュニケーションを工夫している方は多いです。

 

職場や友人にお酒が飲めないことを開示している方もたくさんいます。

アルコール依存症だとはっきり伝える人もいれば、身体的な病気だと伝える人もいるようです。

 

飲み会に行きたい気持ち、孤独な気持ちになりやすい時期でもあるので、その時期は実家に帰るようにしたり、自助グループに行く回数を増やしたり、もともとお酒を一切飲まない知り合いと会うようにしたりして、何とか過ごしている人もいます。

 

自分の居場所となる場所を確保しておくこと、お酒がなくても楽しめる活動を普段から持っておくこと、などはポイントになりそうです。

 

断酒が長い方は自助グループに通い詰める方が多い印象は持ちます。

忘年会・新年会シーズンということは、お正月もあるわけです。

年末年始は病院が休みの場合も多いですし、友人と予定が合わなかったり、実家に帰っても親戚が酒盛りをしていたりすることもあるでしょう。

自助グループは正月でも休まず運営されているところが多いので、12月1月は特に回数を増やす、という人もいるようです。

 

 

おわりに

断酒をしている方は12月1月は特にしんどい時期だと思います。

自分の命を守るために、忘年会・新年会をどうしていくのか、家族や主治医とも話し合い決めていければ良いですね。