旅ごころブログ🐒

心理カウンセラーをしている筆者が心理学の知識を紹介するブログです。趣味の旅行で行ったおすすめスポットや飲食店の紹介もしていきます。

精神科勤務筆者が紹介する精神科あるある 刺激的で面白事件が起こる精神科病棟の日常

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精神科に長く勤めていると「精神科あるある」をたくさん目撃します。

外からはなかなか見られない、たくさんの面白さと苦しさがつまった精神科あるあるを紹介していきます。

 

 

 

精神科あるある紹介

・精神科病棟の中を数人がぐるぐる歩いている

これは本当にどこの病院でも見かけます。

精神科に入院するとなかなか外に出られないので運動不足になります。

筋力低下予防、肥満防止、認知機能低下予防など、目的は様々ですが、病棟内をぐるぐるとウォーキングしている患者様はとても多いです。

毎朝の日課にしている患者様もおられます。

 

 

・どこからともなく聞こえてくる叫び声や怒声

病棟に入るとだいたい聞こえてきます。

調子がとても悪い患者様が叫んでいたり怒っていたりする声です。

支離滅裂な内容を叫んでいたり、恐怖におびえる叫び声をあげている場合もありますが、職員の対応の不満を叫んでいる時もあります。

そのような場合は、看護師や医師が面接の時間を設けたり、複数で対応して職員同士の不適切な看護を防いだり工夫をしますが・・・実際に問題がなくても病状で被害的になっている場合も多く、とても長い時間怒っている時も・・・

 

 

・盗まれるお菓子

病棟に入院してる患者様にとって、お菓子は数少ない楽しみの一つです。

病院の売店で購入することが多いのですが、中にはお金がなかったり、買ったものをすぐに食べてしまったりで、お菓子が足りない方もいます。

そうするとお菓子をたくさん買える人や、計画を立てて少しずつお菓子を食べている人のものが盗まれます(笑)

ひどい話です本当に。

でもお菓子盗難は精神科あるあるです。

個人ロッカーに鍵をかけて入れてもらっていますが、お菓子の量が多い患者様は入りきらず・・・盗まれてしまうんですね・・・

うちの病院では患者様みんなでミーティングを開いたり、OT活動でおやつの会を作ったりと工夫をしましたが・・・なかなか効果は見られません・・・

 

 

・卓球部なみに卓球の上手い患者様がいる

病棟内でできる運動は限られていますよね。

卓球はみんなにも人気のプログラムですが、空き時間にこつこつ練習を重ねてとても上手くなる患者様もいます。

元卓球部の職員をつかまえて練習を重ねて、院内の卓球大会で優勝をしていた患者様を見た時は感動しました!

 

 

・みんな大好きカラオケ大会

どこの病院でもカラオケ大会を開催していると思います。

 カラオケ大会は患者様にとっても人気があり、職員にとっても楽しいイベントの一つです。

当日までに歌の練習をしたり、緊張場面の対処法を練習したり、飾りつけもみんなで行います。

普段カウンセリングで会っている時とは違った表情の患者様が見れて、とても良い機会だと思います。

 

 

・モテモテの女性患者様がいる

精神科には色々な方がいますが、若い女性は比較的少ないのでとても目立ちます。

たくさんの男性患者様から言い寄られて困っている方もいれば、逆に男性患者様に愛想よくしてジュースを買ってもらう方もいます。

退院した後のことを考えても、男性との付き合い方を学ぶのは大切なことなので、面接の中で一緒に話し合うこともあります。

もちろん、危険なことがないように配慮することも忘れません。

 

 

・病院に住んでいる!?職員がいる

これは個人的に最大のあるあるで最大の謎なんですが・・・

どこの病院にも「病院に住んでいるの!?」と疑うくらい、いつも病院にいる職員さんがいます・・・

夜勤の日もあるので病院に泊まることもあるとは思うのですが・・・それにしてもいつもいる・・・そしてジャージ姿・・・

病院にもよりますが、病棟勤務をしていると家に帰る時間がもったいないから、当直室で寝る、という職員もいるようです・・・

今は労働基準法が厳しいので、休みはしっかりあるのですが、休みの日も病院で寝ているとはすごい・・・

でもそういう人に限って、「家に帰っていないんですか?」と聞いても「え?帰ってるよ?」と平気そうな顔をしているんですよね・・・本当に大丈夫なんでしょうか。

 

 

・大人気の看護学生さん

看護学生さんが実習に来ることはよくありますが、患者様には大人気です!

精神科は暇な時間が多いですし、みんな毎日同じメンバーなので、知らない人が来ると新鮮なんですね。

学生さんは丁寧に話を聞いてくれるので、みなさん自分の体験談などをお話されています。

学生にとっても勉強になるし、患者様も人と話す機会にもなっています。

 

 

・屈強な男性看護師が多い

精神科は女性看護師と男性看護師が半分半分のところもあるくらい、男性看護師が多いです。

そして柔道やラグビー経験者が多いです。

これはお分かりだと思いますが、暴れる患者様がいるからです。

患者様が暴れた時、とにかく大切なのは「ケガなく取り押さえること」です。

こちらがケガをすることなく、相手をケガさせることなく、となると本当に難しいんです。

だからこそ柔道経験者は貴重です。

患者様の安全を守りながら職員もけがをすることなく、暴れる患者様を取り押さえて落ち着いてもらう、これは女性だけではなかなかできません。

私も興奮が激しい患者様の検査に入る時(認知症検査などではよくあることです)、部屋の前を屈強な看護師さんがうろうろしている、ということがあります。

 

 

・患者様に慰められる新人

これは精神科以外でも多いと思いますが、精神科の患者様は長年入院している方が多いので、怖い年配看護師さんのこともよくご存じなんですよね。

新人さんがベテラン看護師に叱られた時に、「あの人も若い頃はよく失敗してた。気にせず頑張って!」と励ましている患者様がおられました。

「もーそれを言わないで下さいよ!」とベテラン看護師も思わず笑顔に。

ほっこりする場面です。

 

 

 

精神科は毎日本当に色々なことが起こります。

たくさんの感情がうごめいていますし、みんな真剣に他者とぶつかっています。

こういう精神科の日常を発信し、精神科医療がもっとオープンになり、地域と精神科の繋がりが強くなれば良いな、と思っています。