旅ごころブログ🐒

心理カウンセラーをしている筆者が心理学の知識を紹介するブログです。趣味の旅行で行ったおすすめスポットや飲食店の紹介もしていきます。

精神科と食事 食事や睡眠、生活環境を整えることで精神的な不調も楽になる

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毎日の食事作り、みなさん本当に大変だと思います。

 

心の支援をしていると、軽い方は食事や睡眠を安定させるだけでずいぶんと症状が改善する方も多いもの。

 

栄養指導は内科のイメージがあると思いますが、精神科に相談に来られる方も、医師の診察やカウンセラーのカウンセリングの他に、栄養士の食事指導を受ける方もおられます。

今日は食事を適切に摂ることで心の元気になった事例を紹介します。

 

 

 

小学校低学年の子どもの不登校事例

ある小学校低学年のお子様が、登校しぶりをしている、とのことでお母様から相談があったことがあります。

 

不登校は登校刺激を与えすぎると良くない、というのは今や周知されつつありますが、これも当然個人差があります。

 

特に小学校低学年のお子様は、その子に応じた適切な登校刺激は必要な場合が多いのです。

 

相談があったお子様は、睡眠や食事がとても不安定な状態でした。

 

そのため、まずはご家族と相談して、3食の食事と睡眠をしっかり確保して、日中は家で勉強したりお散歩をしたりするようにしました。

 

対象のお子様は、小さな頃から食が細く、さらにご両親ともに共働きのため、食事はコンビニで買うことが多く、お菓子で済ますこともありました。

 

お仕事も大切なので、すべてをセーブすることは難しいですが、まずは少し早く帰ってもらったり、きちんとお休みを取るようにしてもらい、お子様と一緒に食事をとり、夜は一緒に寝る、というスタイルを作ってもらいました。

 

食事は簡単なものでも良いのでなるべく作っていただきましたが、無理は禁物。

時にコンビニ食でも良いので、その変わりに栄養バランスを考えてメニューを選んでいただきました。

栄養士の指導のもと、コンビニでも栄養が取れるものを購入してもらいました。

 

朝は食べない、というスタイルが定着していたので、お子様の好きなヨーグルトにリンゴを入れたものや、食べやすいお粥を食べてもらうようにしました。

 

もちろん食事だけではなく、お子様の年齢に合った睡眠時間を医師と相談して、睡眠状況を改善したり、学校の先生とお母様と3人で学校付近を散歩してもらったり、ストレスの少ない健康的な生活をしつつ、みんなが味方なんだ、ということを経験で分かってもらえるような環境を整えました。

 

1ヶ月ほど経つと、食事量は適切な量になり、夜も良く眠れるようになりました。

夏休みにお友達と遊んだこともきっかけとなり、休み明けには元気に学校に行けるようになっていました。

 

この事例は生活を健康的で年齢にそくしたものに変化させながら、安心できる環境を作っていくことで、心の状態が前向きになった事例です。

 

 実は精神科にはこのような例はたくさんあります。

 

食事・睡眠・生活環境が整うだけでも、人の心はずいぶん楽になります。

逆に考えると、これらが乱れることで心も乱れてしまう可能性がある、ということです。

 

なんだか最近気持ちが不安定だな、と感じた時は生活を見直してみるのも一つの手。

栄養を考えつつも好きなものをおいしく食べ、ゆっくり寝る、少しだけ元気になるかもしれません。

 

精神科医療と食事

食事では精神疾患は治りませんが、すべての人の心の不調に多少なりとも食事は影響を与えます。

 

アルコール依存症で食事をまったく摂っていなかった方

生活が上手くできずに栄養バランスがひどく乱れた食事をしていた方

このような方が入院し、バランスの取れた食事と清潔なシーツでの睡眠を取ることで、数か月後にはとても穏やかな表情に変化していることもあります。

 

もちろん、そこから精神的な治療は別に行いますが、治療をするのにも体力が必要です。

 

身体の体力を食事で取り戻しつつ、精神科的な医療を行う、このことで心身ともに健康に近づいていくように感じています。

 

おわりに

心の身体は繋がっている、というのは私たち心理士がよく使う言葉です。

 

日々の食事をおいしく健康に摂るだけで、心の健康にも良い影響を与えます。

 

今日からぜひ、少しだけ食事を楽しめるような工夫をしてみて下さいね。