旅ごころブログ🐒

心理カウンセラーをしている筆者が心理学の知識を紹介するブログです。趣味の旅行で行ったおすすめスポットや飲食店の紹介もしていきます。

ヒヤリハットを見逃さないで!医療ミスを防ぐための医療安全

スポンサーリンク

医療現場でのミスはそれをきっかけに患者様がケガをしたり、最悪命を落とす可能性もやあり、防いでいかなければいけない重大な問題です。

一般的に医療ミスとは、医療事故のうち、患者の取り違えや誤薬投与など、医療従事者の過失によるものを指します。

 

今日は医療の現場が事故なく安全に進むために、医療従事者が気を付けるべき点について書いていきます。

 

 

精神科での医療ミス

精神科は身体疾患を扱う科ではないため、手術などは行いませんし、医療事故は少ない印象を持たれるかもしれません。

しかし当然精神科でも医療ミスは起こります。

 

薬の投薬ミスや、転倒リスクの高い方へ適切な看護を怠ったことによる転倒やケガ、もちろん誤診の問題もあります。

身体の病気を扱わないとはいっても、点滴、注射は当然行いますし、場所によってはMECT(修正型電気けいれん療法)を行う病院もあります。

そして患者様の病院内での自死も、数は少ないですが起こってしまう時はあります。

 

医療現場であれば、科は関係なく小さな事故が人命に影響が出ることは間違いないと思います。

 

 

医療ミスはなぜ起こるのか

人間が行う仕事にミスが起こらないことはない、というのは前提であります。

ヒューマンエラーはどれだけ注意をしていても起こりますし、多忙、散らかった現場、チームワーク不足などにより、よりヒューマンエラーが起こりやすくなります。

そんな中、やはり「確認ミス」から起こる医療事故は多いようです。

 

2014年には乳がん誤診による不要な切除手術をした、という医療ミスが起こりました。

これは病理検体を別患者のものと取り違えたことが原因だったようです。

他にも、点滴や薬を処方する患者を間違えたことで、投与された患者が重体、または死亡する、という事故の報告を聞くこともあります。

 

患者が本人であることの確認を怠ることで、重大な医療ミスに繋がっているのです。

 

最近ではクリニックなどでも、受付で患者様にフルネームを名乗ってもらう、という動きを導入している病院は多いです。

「確認のためにお名前フルネームで伺っても良いでしょうか?」

と受付の職員に聞かれたことはありませんか?

点滴をする前に看護師に聞かれた方もいらっしゃるかもしれません。

 

ヒューマンエラーはどれだけ気を付けていても起こりますが、毎回相手の患者様の名前を確認する、というのは医療者側の必須事項のようです。

 

 

ヒヤリハットを見逃さない ハインリッヒの法則

ハインリッヒの法則、というのを聞いたことはありますか?

 

ひとつの大きな医療事故の背後には、30件の医療ミスが存在し、さらにその背景には300件のヒヤリハットがある。

1:30:300

これがハインリッヒの法則です。

 

このハインリッヒの法則から分かることは、

日ごろから何度も安全業務を怠り続けると、そのうちの一件が重大事故になる

ということです。

 

ヒヤリハット、つまり、医療事故にはならないけど、「ヒヤっとした、危なかった」「今失敗しそうになってハッとした」という出来事、この時点で「いけない、きちんと確認をしよう」と考えることができれば、医療ミスに繋がるのを防ぐことができるのです。

 

 医療現場だけでなく、仕事や育児などをしている時に「ヒヤリハット」は意外と多いことを実感されている方は多いと思います。

 

理想的なのは、ヒヤリハットを経験した時に、どのような状況だったのかをチームで話し合い、対応を共有する、ということです。

 

車の運転を思い出してみて下さい。

子どもが急に飛び出してきた、ミラーが見えにくかった、など一度ヒヤリとした場所をもう一度通る時は、安全確認をするようになりますよね。

ヒヤリハットはある意味で、気を付けるべき点を知ることができる機会です。

それを放置することで重大な医療ミスに繋がるのです。

 

 

慣れてきた時こそ注意

仕事に慣れてきた時にこそ、安全確認をついつい怠ったり、マニュアルから離れた行動をしがちです。

最初にうちは怖さもあり慎重に行いますが、作業を覚えるにつれて「まあ、いいか」と思ってしまうものです。

 

ベテランになっても常に安全に配慮するためには、個人だけの努力ではなく、チーム内で定的に安全研修を開いたり、ヒヤリハットを共有したりするなど、職場全体での取り組みが必要になります。

 

 

おわりに

医療は安全が第一。

一歩間違えれば人命に影響する大きな事故になる現場です。

一度職場の医療安全について、仲間と考えてみるのも良い機会となるかもしれませんね。