ストレッチやヨガ、マッサージなどのリラックス効果のある活動は人気がありますよね。
心理学でもリラクゼーションはストレス対処法や、心の安定のためにおススメしている方法です。
心におけるリラクゼーションの効果とはどのようなものがあるのでしょうか。
リラクゼーションは体験が重要
リラクゼーションの中には「呼吸法」や「漸進性筋弛緩法」などがあります。
リラクゼーション全般に言えるのですが、リラクゼーションを行う際の、自信の心身の状態に注目し、「気持ちが良い」「心地よい」「暖かい」などの感覚を味わうことがとても大切です。
呼吸法や漸進性筋弛緩法は、血圧を下げたり安眠を促したり、身体的にも良い効果が望めますが、精神的にはこの「体験を味わう」ことが大きな効果となります。
リラクゼーションを行いリラックスした状態は、「安全感」に包まれています。
安全感を感じることは、気持ちの不安定さを安定させます。
自分で自分をコントロールできる感覚を身につける
リラクゼーションを行うと、実施前と実施後では心身の状態に変化が起こります。
精神的なことで言うと、「高ぶっていた心が落ち着いた」「息苦しいのが楽になった」「頭をからっぽにできた」などの効果を感じることが多いです。
このように「自分で実施した対処法で気もちが少し楽になった」という事実は、私たちに自信を与えます。
高ストレスある人やうつ病の人、PTSDで苦しんでいる人への環境調整は重要ですが、変えられない環境もたくさんあります。
その中で、例えば呼吸法を行うことで10あった苦しさが、8に減れば、「自分で自分の心を落ち着かせることができた」ということになります。
環境や他人は変えられないけど、自分の状態をコントロールできる部分もある、ということですね。
事故や災害など、ある程度予防や備えはできたとしても、起こらないようにコントロールはできません。
もっと日常で言うと、部署変更や職場で気の合わない人がいる、家庭内の不和、子どもの反抗期などなど・・・
どうしようもできないことも起こります。
その中で「でも自分はある程度のストレスを対処できる」という思いは自分を救うことになります。
下の記事は災害・自己が起こった際にどのように心のケアがなされるか、どのような心理状態になるのかを書いています。
リラクゼーションの参考生地は以下の記事です。
www.ntan.work
身体的な障害を持つ場合もリラクゼーションは有効
心理的な安定や、日々の癒しだけではなく、身体障害を抱える方にもリラクゼーションは有効です。
身体障害を抱えると、自身で身体を動かせる範囲が限定されています。
そのため身体が固くなっている場合が多いです。
そのような場合の身体のリラックス、身体の力を抜いていく過程を体験することだけでも意味があります。
そして、自分の身体を十分に動かせないということは、自分の身体をコントロールできている感覚が少ないということです。
しかしその中でも、身体の力を入れたり抜いたりはできるかもしれない(漸進性筋弛緩法)、呼吸を整えるだけでもできるかもしれな(呼吸法)ですよね。
リラクゼーションはそのような、自分でもコントロールできる部分にアプローチしていきます。
「この部分は自分でできるんだ」という自信は生活を豊かにしますよね。
おわりに
いかがでしょうか。
ヨガやストレッチ、呼吸法や漸進性筋弛緩法、などは身体へも良い影響を与えますが、心や考えにも良い影響を与えます。
ぜひ試してみて下さいね。