旅ごころブログ🐒

心理カウンセラーをしている筆者が心理学の知識を紹介するブログです。趣味の旅行で行ったおすすめスポットや飲食店の紹介もしていきます。

高齢者の免許返納から考える生活しやすい地域とは

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重大な交通事故を起こした高齢者が認知症だった、という報道がきっかけで、免許を自主返納する高齢者が増えているようです。

 

免許を更新する場合、75歳以上のドライバーは、高齢者講習の前に認知機能検査を受けなければなりません。

 

認知機能検査の結果、認知機能低下の可能性が示唆されば場合、専門医の診断を受けることとなります。

 

専門医から診断がおりると、免許の取り消し、または停止となります。

 

運転免許の更新がきっかけで、認知機能の低下に気づく、というパターンもあります。

 

自動車の運転はいくら自分が気を付けていても、他人の命を奪う危険性は消しきれません。

 

認知機能が低下している方が運転をすると、大きな事故につながる危険性は高まります。

 

認知機能が低下しているということは、記憶力や判断力が低下しているので、道を間違えて焦ったり、他の車の車線変更に気づけなかったり、空間を正しく認識することができなかったりするからです。

 

 認知症に関しての基礎知識は下の記事が参考になると思います。

www.ntan.work

 

 

とは言え・・・

75歳というと仕事も現役でしている方もおられたり、元気に旅行に行ったり趣味を楽しんでいる方もおられます。

そのような中で免許の返納となると、葛藤は大きいと思います。

 

また今まで車移動が当たり前だった方が、いきなり車が使えなくなると、生活に不便を感じることと思います。

 

日用品の買い物など、近くにスーパーがなかったり、お米などの重たいものを買う時など、徒歩や公共交通機関だと難しい場合もあります。

 

このように、認知機能が低下した、またはすべての高齢者の方への支援が充実することで、リスクの高い方が免許を安心して自主返納できることへつながるのだと思います。

 

今はネットスーパーなどで便利に買い物ができますが、今までネットで買い物をしたことがない方にはハードルが高いです。

 

そのため、地域活動支援センターや公民館などで、無料の高齢者向けパソコン講座などを開いている地域もあります。

 

また、みんなで食事を作って食べる料理教室などを開催し、食事の買い出しや準備に困っている方へ声をかけている支援所もあります。

 

以前、役所で働いていたケースワーカーさんが話していたのですが、高校生がお弁当を作り、地域の高齢者の方と一緒に食べる、という行事を年に2回開催していたとのことでした。

 

このような取り組みを充実させ、また普及していくことの必要性を強く感じます。

 

そもそも、「免許を自主返納したほうが良いのだろうか・・・」と悩んでも、相談できる人がいなかったり、自分や家族の認知機能の低下を感じても、どうして良いのか分からない場合もあります。

 

 認知症は医療だけではなく、介護・福祉の関わりが必要不可欠です。

 

 

認知症の診断後にどのような流れで支援を受けるのか、については以下の記事が参考になるかもしれません。

www.ntan.work

 

 

高齢者の事故率を減らすには、認知機能の低下を自覚し免許の自主返納をすることは大切なことです。

 

しかし、ただ「返納を!」と言うだけではなく、高齢者や認知機能の低下した方への支援を充実させることも、同時に進めていかなくてはいけません。