みなさんこんにちは。
今日は恋愛心理学の話です。
夫婦やカップルで「いつまでも仲良くいたい」とは誰もが願うことですよね。
だけどこれがなかなか難しい・・・
「昔はあんなに好きでいてくれたのに」「出会った時は可愛らしい女性だったのに」
こんなことを思ったことがある方もおられると思います。
恋愛心理学の知識を使って、末永く仲良しでいられる方法を探ってみます。
「出会った時と違う!昔は〇〇だったのに論争に終わりを告げよう!」
男女が喧嘩する理由の上位にこの題名があるのではないでしょうか(笑)
「彼氏は出会った時はたくさん話をしてくれて積極的にデートに誘ってくれたのに」
「昔は大人しくてかわいらしい人だと思ったのに・・・」
など「こんなはずじゃなかった!」という思いを抱く方もおられると思います。
でもこれ、すっごく不毛な争いなんです。
自己開示という言葉を聞いたことはありますか?
ようは相手にどれだけ自分の情報を伝えるか、ということです。
これは言葉で伝える場合もありますし、言葉以外で伝える方法もあります。
みなさんも表情で拒否の気持ちを表現することありますよね?
また結婚指輪も「既婚者です」という自己開示の一つです。
この男女の自己開示について面白い話を紹介します。
一般的に女性の方が男性よりもおしゃべりだというイメージがあると思います。
女性は自己開示をよく行い、男性はあまり自分の話はしない、これはイメージだけではなく、統計的にも証明されています(もちろん統計には反映されていなくても、女性でも無口な方はいますし、男性でもおしゃべりな方はいます)
しかしこの男女の自己開示が逆転する場面があります。
例えばお見合いなどの男女が出会う緊張場面、恋愛初期のお互い探り探りの時期、などです。
このような時期は、男性は意中の女性に気に入られるために一生懸命になり、たくさんの話題を提供するため頑張ります。
そんな男性を見て女性は「話し上手だな」「熱心にお話をしてくれている」と思うかもしれません。
しかし恋愛関係が安定してくると、女性のほうが男性よりも自己開示をする量が多くなる(おしゃべりになる)ことが多いとされています。
これで関係が安定するのであれば良いのですが、「最初はあんなに話が盛り上がったのに今は冷たく感じる」「最初はあんなに大人しかったのにこんなに話す人だったんだ」と、思ってたんと違う!!ということが起こるんですね。
これは何も「付き合いが長くなり手抜きをされている」わけでも、「付き合いに安心してがさつになった」わけでもない場合がある、ということを物語っています。
男性は最初あなたに好かれたくて頑張っておしゃべりをしていたけど、今は関係が安定し、安心して寡黙になっているだけかもしれません。
女性は最初は恥ずかしくて無口だったけど、あなたとの関係に安心しているからこそ、自由に自己開示ができているのかもしれません。
これを知っているだけでも、「あの時と違うじゃないか!」という衝突は避けられるかもしれませんよね。
「ああ、自分のために最初は頑張ってくれてたけど、今は安心して素が出せるんだな」と暖かく見守ってあげて下さい(笑)
今度は男女の身体接触についての実験を紹介します。
心理学者が動物園やテーマパーク、ショッピングモールなどで男女のカップルがどちらが先に手をつなぐかを観察しました。
また手を触れたカップルが、「付き合いたてのデート」なのか、「真剣に交際をしている相手なのか」「結婚しているのか」についても聞き取りを行いました。
結果は以下の通りです。
付き合いたてのカップル:男性から手を繋ぐほうが多い
真剣交際のカップル:ほぼ同率
夫婦:女性から手を繋ぐほうが多い
これは別に男性が「釣った魚に餌をやらない」というわけではありません。
男性は関係を親密にしようとする時に積極的に身体接触を行う傾向があり、女性は関係が親密になった後に身体接触を行う傾向がある、ということを示しています。
なので「最初の頃と違う!!」というのは、本当に変わってしまった場合もあるけれど、それだけではなく男女の心理特性の違いから起こっていることも多いのです。
「ああ、そういうことか」
知識で理解するだけで、納得できる部分はありますよね。
「良い関係を維持するために必要なのは?」
どれだけ情熱的に恋愛をした男女も時がたつにつれて喧嘩が絶えない・・・なんてことも起こるのが男女関係の難しさです。
では良い関係を維持するために必要なこととはなんでしょうか?
ある心理学者は親密な関係維持にとって大切なのは当事者の「対人的性格」であり、「やさしさ」「思いやり」などの特性が影響していることを見出しました。
これは親密な関係を維持しているカップルを調査した結果見出されたものです。
カップルのうちどちらか一方が優しい人の場合、関係は円満になることが多く、二人ともが優しさを持っていた場合は関係の満足度が非常に高い、とのことです。
でも、どんなに円満なカップルでも、長い付き合いの中で対立することも悩むこともありますよね。
大切なのはその後です。
二人の考え方の違いを中和し、調整する能力が必要になりますが、心理学者は対立の後の相手とのやりとり(相互作用)の内容が重要であることを示しています。
調査結果では、良い関係を築いているカップルは、喧嘩の後に5対1の割合で優しい態度でのやりとり(微笑んだり相手を褒める)のほうが、冷たい態度でのやりとり(批判や不機嫌)より多いのです。
喧嘩の後に優しい態度で接することは難しいことですが、話し合いを行い決着がついたなら切り替えて態度を軟化させたほうが、良い関係を維持できるわけですね。
非難合戦は対立を悪化させます。
5対1の割合を意識し、多少は傷ついた気持ちや怒りを表現しつつも、優しい態度で接することを多くすることが大切なんですね!
「おまけ」
男性は目の大きな女性を好むと思っていませんか??
あれ実は目ではなく瞳の大きな女性が好まれる傾向にある、という説があるんです。
私たちの瞳、つまり瞳孔は光の調整だけではなく、心理的な影響でも大きく開くことがあります。
興味のあるものや人を見るときに、私たちの瞳は大きく開くんですね。
そのため瞳の大きな女性を見ると、男性は自分に興味を持ってくれている!と無意識で感じて、結果人気者になる、という説です。
これが本当かどうか‥うーん、分かりませんね( ◠‿◠ )
ちょっと面白い雑学でした!
「おわりに」
今日の記事はいかがでしたか?
恋愛心理学の知識を得ると、謎の多い異性の行動がすこーしだけ納得できたりします。
ぜひ楽しんで学んでみて下さい✨