旅ごころブログ🐒

心理カウンセラーをしている筆者が心理学の知識を紹介するブログです。趣味の旅行で行ったおすすめスポットや飲食店の紹介もしていきます。

防衛機制ってなに?!私たちの心を守る有名な防衛機制を紹介!

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みなさんこんにちは。

4月から新生活がはじまった人はもう新しい生活に慣れてきたでしょうか。

私たちは生活をする中で、様々なストレスにさらされています。

傷つくこともたくさんあります。

そんな生活の中、私たちの心はどうして壊れずに「なんとかやれる」のでしょうか。

「心の機能」今日はそんなお話です。

 

 

 「心は傷つきやすい?!」

まず私たちの心は無防備な状態だととても傷つきやすくもろいです。

もともとは日常のちょっとしたことでも傷つくほど弱い心ですが、それでも私たちは何とか生活をしていますし、非常にストレスの高い出来事にも耐えたりします。

もちろん耐えがたい出来事もありますし、心が弱っている時などはささいな出来事でも心が折れてしまうことはあると思います。

そのような場合があることは大前提ではあるのですが、それでも心が折れるまでは何とかやれていた、という「耐える力」、これはいったいなんなんでしょうか。

 

 

「人間には心を守る機能がある」

私たちの心は前述したようにとても弱いため、心を守る機能を活用する必要があります。

自分の心を守るために私たちは無意識のうちに様々な機能を活用しており、これを「防衛機制」と呼びます。

防衛機制については以前下記の記事で少し触れました。

大きな事件・事故が起こった時に私たちの心に何が起こっているのかを書いています。

 

www.ntan.work

 

さてこの心を守る機能、防衛機制にはどのようなものがあるのか見ていきましょう。

 

・抑圧

これは防衛機制の基本となるものです。

不快な出来事が起こった時に、私たちの心は不安な感情でいっぱいになりますが、何とかその感情を抑えて生活しますよね?

このように意識的に不快な感情を抑えることを「抑制」と言い、意識はしていなくても不快な感情を心に押し込め、感じないようにすることを抑圧と呼びます。

 

・昇華

失恋したショックを忘れるためにスポーツに打ち込んだ経験がある方はおられませんか?

昇華は攻撃的な感情や性的な感情など、社会ではなかなか認められない感情を、社会的に認められるスポーツや芸術などにぶつけいくことを言います。

これは「成功した防衛機制」と言われており、社会的に成功した人物が昇華の防衛機制を用いていた可能性はあります。

 失恋した悔しさをバネにスポーツを頑張って上手くなったり、イライラを絵で表現したりする、などをイメージしていただければ分かりやすいと思います。

 

・身体化

ストレスがたまった時に身体に出ることありませんか?

イライラしていて頭が痛い、とか、ストレスで胃が痛い、とか・・・

これは身体が心の苦痛を引き受けてくれている身体化と呼ばれる防衛機制です。

 

・置き換え

本当はある特定の人物に対して向けている感情だけれど、その特定の人物に直接感情をぶつけることが難しい場合、みなさんどうしますか?

職場の上司にイライラする、けど、表現したら会社の人間関係が悪くなる・・・

友人に腹が立つ、けど、それを伝えたら嫌われてしまう・・・

このような状況です。

ついつい「別の親しい人」にその感情を向けていませんか?

職場でのストレスを配偶者にぶつける、などの八つ当たりはこの「置き換え」が働いています。

 

・退行

子どもが自分より下の兄弟が産まれた時にわがままになったり、今までできていたことが一時的にできなくなることってありますよね。

そこには「退行」の防衛機制が働いています。

親を取られる、という不安を抱えきれなくて今よりも未熟な発達段階に戻るのです。

しかし退行は幅広く、「病的なもの」から「健康的なもの」まであります。

健康的なものだと、家で部屋着でくつろぐ、配偶者に甘える、などです。このような状態になっていても、私たちは仕事の電話があるとすぐにいつもの大人の自分に戻れますよね。この健康的な退行は、ストレスをためすぎないためにも必要で、これができるということは精神が健康だと言えます。

精神が健康でないと、自分の意思では退行から戻れません。

 

 ・合理化

不快な出来事、思うようにならなかったことを正当化することです。

例えば彼氏が浮気をしたのは、相手のほうから誘われたから仕方がなかったんだ、などが例となります。

「彼氏が浮気をした」という事実を受け入れるのは自分にとって苦痛なので、もっともらしい理由をつけるわけです。

 

・投影

「〇〇ちゃんに嫌われてる・・・」と落ち込んでいる当の本人が〇〇ちゃんを嫌っている、という状況を見たことはありませんか?

このように、自分の中にある受け入れがたい感情を相手が抱いているように思い込むことを投影と呼びます。

 

・同一化

自分の尊敬する人を真似して自分の気持ちを満足させようとする動きです。

中学生のころに好きな漫画のキャラクターの雰囲気を真似たり、好きなロックバンドの曲を必死で練習したりしませんでしたか?

それが同一化です。

 

 ・否認

現実ではあるけど認めたくない出来事を無意識的に見えないようにすることです。

例えば配偶者にひどく罵られたショックで配偶者の声のみ一時的に聞こえなくなる、など。身体症状として出ても身体には異常がない状態に限ります。

 

 

ここにあげたものは防衛機制のなかでもほんの一例です。

私たちはこのような心の動きを無意識のうちにしているのです。

 

 

「どの防衛機制が良いの?」

防衛機制に「良い」「悪い」はありません。

無意識に用いるものなので「この防衛機制を使おう!」と自分で選べるものでもないので、どの防衛機制を用いているかはその人の特徴になります。

 

ただですね、私は自分の行動をこの防衛機制で分析することがあるのですが、自分を客観視するのに非常に役立つのです。

 

「ああ、なんか今日は彼氏にイライラするな・・・なんでだろう・・・あ、これはもしかしたら仕事のもやもやを消化できていないからそのもやもやが彼氏に「置き換え」られているのかな」などと、自分の感情をそのまま外に出さずに、知識に関連づけて考えることで、自分を客観視でき、感情も落ち着くのです。

ちなみのこのことを「知性化」防衛機制と呼びます。

 

この私たちを守ってくれる防衛機制ですが、あくまで「防衛」なので、強い苦痛にさらされすぎると、防衛しきれなくなり、「疾患」に移行していきます。

自分の思考や身体の様子に気を配ると、上記に挙げたような防衛機制を用いていることが分かってきます。

そしたらぜひ「対処」をして下さい。

まだ防衛できている間にストレスの対処や環境調整を行うことで、疾患に移行するのを防げるのです。

 

例えば私がよく用いる防衛機制は「知性化」と「身体化」だと思っているのですが、身体化を自覚した時はまずは身体のケアをするようにしています。

睡眠時間を増やしたり、おかゆなどの消化に良いものを食べたり、身体を温めたりですね。

どんなケアを自分が欲しているのかのヒントにも使っていけるんですね。

 

心のケアについては以下の記事に詳しく書いています。

 

www.ntan.work

 リラクゼーション技法を中心に書いているので、それこそ身体化している人にもぴったりだと思います。

 

 

いかがでしたか?

自分の特徴を知るためにも、防衛規制の分析は効果的です。

ぜひ心の世界に目を向けてみて下さいね!

 


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