旅ごころブログ🐒

心理カウンセラーをしている筆者が心理学の知識を紹介するブログです。趣味の旅行で行ったおすすめスポットや飲食店の紹介もしていきます。

精神科デイケアとは?具体的にイメージできるように紹介します!

スポンサーリンク

皆さんこんにちは。

皆さんは「デイケア」と聞きどのようなイメージをされますか?

昼間に行って色々なプログラムをするところ・・・

お風呂とかも入れるって聞いたことがあるけど・・・

と、利用したことのない方は漠然としたイメージしかわかないのではないでしょうか。

今日はそんな「精神科デイケア」について紹介していきます。

 

 

目次

・精神科デイケアってなに??

・精神科デイケアは何をするところ?

・精神科デイケアはどうやって探すの??

・精神科デイケアってつまらないって聞いたこともあるけど・・・

・でもでも、実際どんなプログラムがあるの?具体的に教えて!

・終わりに

 

「精神科デイケアってなに??」

精神科デイケアとは、精神科に通う患者様がリハビリテーションを目的に通所する場所のことを言います。

精神科デイケアは福祉的な印象を持たれる方が多いですが、あくまで医療、リハビリテーションの場所なんですね。

精神疾患を抱えると、元々持っていた能力が低下することがあります。

 

・今まで正社員で働いていた人が体力、気力が回復しないだけではなく、判断力も落ちてしまい再就職が難しくなった

 

・病気は安定しているけど自信がなくて外に出られない

 

・以前はどんなこともすばやくこなしていたのに、物事を実行するのが遅くなった

 

このような状態になり生活の質が著しく低下している方は大勢おられます。

 

精神疾患は診察が数年続くこともありますが、精神薬での治療は最初の数か月は効果を上げますが、病状が安定してくると、心理・社会的なケアも同時に行うことが非常に重要になります。

デイケアはそんな心理・社会的ケアの一環です。

 

「精神科デイケアは何をするところ?」

精神科デイケアは病院によって特色があります。

基本的には引きこもり防止や人との関わりができる居場所的な要素、プログラムを介して機能の向上や対人コミュニケーション能力の向上を図ります。

その中でどのような特色があるかは病院の「色」が出てきます。

 

病院によっては、居場所の要素が強いデイケアもありますし、社会復帰や復職支援の要素が強いデイケアもあります。

 

例えば、居場所的な要素が強いデイケアだと、入浴が難しい人を対象に入浴支援を行ったり、銀行や役所での手続きが難しい方のために、定期的に銀行や役所へ行き練習を行ったり、簡単な料理を作ったり、カラオケなどのレクリエーションを行なったりします。

もちろん社会復帰に特化したデイケアでも同じようなプログラムを行いますが、少しレベルが高いものになることが多いです。

 

また、コミュニケーションの練習のためにSSTを行うデイケアは多いですが、このSSTの内容もメンバーさんのニーズに合わせた内容を選択します。

人に話しかけること、雑談をすること、嫌なことを断ること、などがニーズとしてあればそのような練習をしますし、復職のための面接の練習や、就職面接の練習がニーズとしてあればそのような練習を行います。

これがその病院の色となるわけですね。

 

「精神科デイケアはどうやって探すの??」

これはまずは主治医に相談をするのが良いですね。

通院先のデイケアに通うことが一般的ですが、もしも自分のニーズに合わない場合は、そのことを主治医に伝えて、場合によったらケースワーカーも一緒に考えていくことになると思います。

通院先にデイケアがない場合もあると思うので、まずは情報を集めてみて下さい。

 場合によってはデイケアがある病院へ転院することもあるでしょうし、役所のデイケアなどを利用する手もあります。

 

「精神科デイケアってつまらないって聞いたこともあるけど・・・」

これはよく聞かれる疑問です。

実際にデイケアに行ってみて「こんなことしても意味がない・・・」と感じた、という意見もあると思います。

これは決して悪いことではありません。

ご自身が通って「楽しくない」「タメにならない」と感じられることもあると思いますし、そう思いながら無理に通い続ける必要は個人的にはないと思うんです。

大切なのは自分に合ったデイケアを探すことです。先ほど述べたように、デイケアは精神科の色が出やすいですし、そのデイケアに通う患者様の状態も様々です。

例えば「まずはゆっくり安心して過ごせる場所が欲しい」と思っている方が、心理教育やグループワークをたくさんするデイケアに行くと疲れを感じてしまうでしょう。

逆に「復職のために色々と学びたい」「カラオケや運動などアクティブなプログラムが好き」と感じている方が、居場所的な要素の強いデイケアに行くと物足りなさを感じるでしょう。

このように、ご自身のニーズは何なのかを把握し、そのニーズに合ったデイケアを探すことはとても大切になってきます。

 

「でもでも、実際どんなプログラムがあるの??具体的に教えて!」

精神科デイケアについて一般的なことをお伝えしましたが、これだけだと具体的なイメージがわきにくいですよね。

以下に私が実際に見てきた数か所のデイケアで行っていたプログラムの一部を紹介します。

 

音楽療法士による音楽療法

音楽療法士が月に2回デイケアに来てプログラムを行っていたデイケアがありました。歌を唄う、楽器を弾く、音楽を聴く、などを行いますが、楽器の種類も豊富にあり、それぞれの患者様が興味のある楽器を練習したり、年齢層に応じた楽曲を提供したりしていて、皆さん喜ばれていました。これをきっかけに楽器が趣味になった方もおられました。

 

・看護士による健康講座

精神科デイケアスタッフの看護士が、月に1度健康講座を行っていました。これは人気プログラムでしたね。健康講座の内容は患者様のリクエストに答える形で選択されていましたよ。

 

・女性スタッフによる女子力向上委員会

これは実際私が行っていたプログラムです。

実は男性スタッフが男性患者様と一緒に、「筋肉部」という筋トレを行うプログラムを行っていたので、その間に私は女性患者様と上記のプログラムを行っていました。

ネイルをしたり肌に良い料理を作ったり、メイクをしたりヘアアレンジをしたり、アクセサリー作り体験ができる場所に行ったりもしました。とても楽しい時間でしたよ。

 

・自習時間

たくさんの教材を集めて興味のあるものを勉強するプログラムでした。数学、国語、英語、各種資格試験問題、アロマ、紅茶、色々な教材の中から一つ決めて継続的に取り組む、という内容です。スタッフも一緒に勉強させていただき、切磋琢磨したのを覚えています。一つのことに取り組む根気や、集中力を取り戻す、達成感を味わう目的で立ち上げたものです。

 

五目並べ大会

五目並べや将棋はデイケアで流行することが多いです。皆さんとっても強くて白熱していました。

 

・ダイエット部

引きこもりが長くなったり、うつ病などで動けなくなると、どうしても体重が増えてしまいます。看護師や作業療法士の指導のもと、無理のない範囲で運動を行っていました。体重記録もつけて本格的に取り組んで見事ダイエットに成功した方もいましたよ。

 

ここで紹介したプログラムはほんの一部です。

その他にも外出プログラムや季節の行事など、たくさんのプログラムがあります。

 

「終わりに」

精神科デイケアは機能回復のお手伝いをする場所です。

ご自身のニーズに合った場所であれば、お役に立てる場面もあるのではないかと思います。

もしも気になった方は主治医の先生に相談をしてみて下さいね。