旅ごころブログ🐒

心理カウンセラーをしている筆者が心理学の知識を紹介するブログです。趣味の旅行で行ったおすすめスポットや飲食店の紹介もしていきます。

「直撃LIVEグッディ!」でハトへのエサやり運転運転手直撃!このニュースから学ぶ行動療法 なぜハトは車を追いかけるのか!?

今朝の「直撃LIVEグッディ!」で車を運転しながら鳩に餌をまいている男性の映像が流れました。

「エサやり運転」として防犯カメラの映像が公開されていましたが、朝方に黒い車がエサをまきながら走り去り、その車の後を大量の鳩が追っている、というものでした。

 

あ、あぶない・・・

 

いったい何でそんなことを・・・

 

近隣住民は、鳩の鳴き声や糞に悩まされており、何とかしたいと思いつつも車はすぐに走り去るため注意もできずに困っている、とのことでした。

 

グッディの記者がその男性を直撃していました(いつも思いますが、直撃記者さんすごいです・・・)

「どうしてエサをまくんですか?」

「迷惑していますよ」

と直撃すると、男性は

「すいません。やめます」

と答えていました。

 

結局翌日から鳩のエサやりはなくなりましたが、その後も鳩はエサをくれる車以外の車にも群がっており、事故になりかねない危険な状態は今も続いている、との内容を放送していました。

エサやりをやめて1週間たっても、ハトが車を追いかける行為は継続中とのこと・・・

 

うーん。

男性がいったいなぜこんなことをしたのかは本当に不明ですが、ハトが「エサやりをやめても車を追いかけ続ける行動」は「行動療法」という心理学の理論から説明ができます。

 

今日はこの「ハト事件」を行動療法の理論で考えていきたいと思います。

 

 

「直撃LIVEグッディ!」で鳩へのエサやり運転の運転手直撃!ハトの行動分析

まず「エサやり運転」をしていた運転手がハトにしたことと、その後のハトの行動について整理していきます。

 

①運転手が朝の5:00すぎ、車の運転をしながらハトに餌をまく

→ハトはエサを求めて車を追いかける

 

②平日の朝方に毎日同様のことを繰り返す

→ハトはエサを求めて車を追いかけ、時間の前後になると車が来る場所に集まるようになる

 

③運転手がエサをやるのをやめる

→ハトはエサやり運転手の車ではない車のことも追いかけるようになる

 

④運転手がエサやりをやめて1週間経過する

→ハトの車追いかけは継続中

 

これが一連の流れです。

 

行動療法の理論①強化

まずは行動療法の基本「強化」についてです。

①にある、「運転手が運転をしながらエサをまく」という行動の中の「エサをまく」というのは「強化」と呼ばれます。

 

運転手が運転しながらエサをまくと、ハトはエサ欲しさに車を追いかけます。

車を追いかけることでハトはエサにありつけます。

ハトは「車を追いかけるとエサが手に入る」ということを覚える(学習する)のです。

 

強化とは「刺激と反応を結びつける手段」と説明されますが、要は「ある行動を覚えさせたい時に、嬉しい出来事を一緒に提示すること」です。

 

例えば子どもにお手伝いを勉強させたい時に、お手伝いをすると毎回褒める、またはお小遣いをあげる、など子どもにとって嬉しい出来事を体験させることで、「お手伝い=良いことがおこる」と学習させ、お手伝いを習慣化していく、というものです。

 

ハトはエサを与えられることで、「車を追いかける」という行動を強化されたわけです。

 

行動療法の基本②般化

次に「般化」についてです。

 

ハトはエサをくれる車以外の車のことも追いかけるようになりました。

これはまさしく「般化」です。

 

般化とは「ある刺激に対して特定の行動が出るようになった後、似た刺激にも同様の反応を起こすようになること」と定義されています。

 

今回の事件で言うと、特定の行動とは「車を追いかける」ことで、似た刺激とは「エサやり以外の車」のことですね。

 

例えば、子どもが家でお母さんにおはようの挨拶ができるようになった後に、幼稚園の先生にも幼稚園でおはようの挨拶ができるようになる、という感じです。

 

般化は臨床現場ではとても大切な理論です。

心理士は患者さんと一緒に社会的なスキルを訓練する場合もありますが、その時に、訓練場でだけできて外に出ると習ったことがまったくできない、では困ります。

外に出ても場面や人が変化しても、身に着けた技術を使えるようになるには、この般化の理解が不可欠です。

 

行動療法の基本③消去とバースト

さて、最後に消去についてです。

今回の事件では、ハトへのエサやりがなくなって1週間たってもハトが車を追いかける行動は止まりませんでした。

 

このように、やめて欲しい行動やめたい行動(ハトが車を追いかける、など)を起こらないようにすることを消去と呼びます。

 

消去をするためには、基本的には「強化をしない」ことが重要です。

この場合「エサをあげない」ことです。

しかし少しくらいエサをあげなくてもハトはまだ「エサをくれる」ことを覚えているので、しばらくは行動は変化しません。

エサをあげずに数か月たつと、「ハトが車を追いかける」という行動は消去されます。

 

ただここで一つ注意したいのが「バースト」の存在です。

行動が消去される前に一度ものすごい抵抗が起こるのですが、これをバーストと呼びます。

 

例えば、知的障害を持つ子どもの「ジュースを買って欲しい時に親を叩く」という行動を消去したい場合、親は子どもが泣いてもわめいても叩いてきても、とにかくジュースを買わない、という行動を続けます。

 

そうすると次第に「泣いてもわめいても叩いてもジュースは出てこない」ことを学びます。

その変わり、お手伝いをした時にはジュースを毎回あげる、など「良いことをする=ジュースがもらえる」というのを覚えてもらったりします。

 

ただ、最初は「泣いてもわめいても叩いてもジュースを買わない」という行動を親が取ると、一時的に子どもの癇癪は悪化します。

これを心理学では「バースト」と呼んでいます。

 

このバーストに驚いてしまい、ジュースを買ってあげると「ジュースを買って欲しい時に親を叩く」という行動はより強く強化されるので注意が必要です。

 

ハトの場合も、しばらくは車の追いかけが執拗になるかもしれませんね。

それでもエサをあげない、というのを徹底していればハトの車追いかけ行動はなくなりますが、このタイミングで誰かが再度エサをあげてしまうと・・・

恐ろしいですが「ハトが車を追いかける」という行動はさらに強く強固に強化されてしまいます。

 

 

行動療法の悪用!?

よく行動療法の本などを買って読むことで、他者を思いのままに操れるのではないか、と行動療法が悪用されるのでは、と聞かれることがあります。

 

しかしこれは可能性は低いのではないかと考えています。

 

子どもをしつける時に、良い行動には思いきり褒めて(強化して)悪い行動には反応を返さない(消去する)、くらいは日常で行えると思いますが、行動療法の理論だけで人を操ったりコントロールすることは不可能です。

 

心理学にはそんな力はありません。

心理学で使用する「催眠」だって短時間で限定的な効果しかありません。

 

悪用というと・・・例えば犯罪を覚えさせる、とか、自分を好きにさせる、とかでしょうか。

こんなことはできるわけがないですよね(笑)

 

ただ、夫婦カウンセリングの中で、お互いの気持ちが離れてしまったけどまた夫婦としてやり直したいという夫婦が、お互いの同意のもと行動療法を行うことで、お互いへの愛情を取り戻す、というのはもしかしたらできるかもしれませんね。

もちろん犯罪を覚えさせる、ということも、生まれた時から監禁して犯罪のみの情報を与えて養育すると、犯罪行為を自然と行うようになるかもしれませんが、それは行動療法だけでは不可能です。

 

 

さて、今日は今朝のニュース「エサやり運転」から見た行動療法の理論を解説しました。

行動療法は上手く使うと、めんどくさいけどしないといけないことを(掃除とか)習慣化させるのに使えたり、やめたい行動をやめる(禁煙とか)ための補助として用いることができます。

もしも反響が大きければ今後も行動療法について記事にしていきたいと思います。

セルフケアは現代人の必須項目 今日からできるセルフケア!セルフケアチェックリストをしてみよう

仕事、育児、家事、勉強、みなさん忙しい日々を送っていると思います。

そんな生活の中、自分自身のケアはできていますか?

自分に気を配り、自分の面倒を十分に見てあげること、自分を大切に扱い、メンテナンスをする行動を「セルフケア」と言います。

 

夫のために、妻のために、親のために、子どものために、会社のために・・・

人間はついつい誰かのために生きようとしてしまいます。

 

しかし自分自身が充足していて始めて他の人のために動くことができるのです。

まずは自分が必要としていることを満たすことは大切なことです。

 

今日はセルフケアについて書いていきます。

 

 

 

セルフケアのためのチェックリスト

▢6時間から8時間の睡眠を毎日確保できている

 

▢新鮮で身体に良いものを毎日食べている

 

▢ゆっくり息を吐いたり、リラックスする時間を持っている

 

▢日にあたったり、外の空気を吸っている

 

▢十分な水分をとっている

 

▢身体の検診や必要な診察を受けている

 

▢歯科の検診や診察を受けている

 

▢身体的な欲求や体調について、身体の声に耳を傾けている

 

▢適度な運動や体操をしている

 

▢人と親密な関係を持っている

 

▢友達と良い時間を過ごしている

 

▢落ち込んだ時、話を聞いてくれる仲間がいる

 

▢気晴らしをする時間を持てている

 

▢一人になる時間を取れている

 

 

いかがでしょう。

いくつチェックがつきましたか?

このチェックリストは、すべてにチェックがつく状態が自分をしっかりケアできている状態です。

おそらくですが、すべてにチェックがついた方は少ないのではないでしょうか。

現在のチェック数は今あなたがどれだけ自分のための時間や労力を使えているかを把握する者です。

現在のチェック数が少なくても構いません。

その変わり、これからセルケアをできるだけ行い、チェックの数を増やしていきましょう。

 

 

セルフケアをする~実践編~

さて、セルフケアが上手くできない方は本当に多いです。

「時間がない」とみなさん口々におっしゃいますが、セルフケアができている人は上手く時間を作っているようです。

 

しかしセルフケアが必要とはいえ、何から始めてみれば良いのでしょうか。

 

そこで活躍するのが先ほどのセルフケアチェックリストです。

 

リストの中で達成できていないものから実施してみると良いと思います。

 

例えば「歯科検診」

ずっと行っていない方多いのではないでしょうか?

次の平日休み、明日定時で帰って、歯科の検診に行ってみましょう。

 

そして「睡眠」

睡眠不足は万病のもとです。

寝不足が続いている方は、いつもより少し早く帰り、家事を簡易化し、2時間早く寝てみましょう。

 睡眠に問題、不安のある方は以下の記事がおすすめです。

www.ntan.work

 

 

次に食事です。

忙しいとついつい出来合いのものになってしまったり、一品料理になったりしますよね。

スーパーやコンビニのサラダや味噌汁だけでも良いので食事にプラスしたり、納豆や豆腐など、出すだけで栄養が取れる食材を使用したりと工夫してみて下さい。

水分を十分に摂るのも大切です。

水筒持参し、その中に好きな飲み物を淹れていくのも良いと思います。

 

 

そして交友関係です。

ずっと友人や家族との時間を持てていない方、次の休みに食事に出かけてみませんか?

外出する時間や元気がない時は、電話やラインで連絡を取るのでも構いません。

あなたが疲れない方法でコミュニケーションを取ってみて下さい。

 

 

あなた自身の時間も大切です。

一日一杯、珈琲を飲むほんの数分でも良いので、誰にも邪魔されない時間を作ってみて下さい。

その10分があなたの心を穏やかに保ってくれます。

 

 

 

おわりに

家族や仕事を優先してしまい、ついつい自分をないがしろにしてしまう人は多いと思います。

そんな中で少しでもセルフケアを意識してみて下さい。

ストレスがぐんと減り、家族も仕事も自分も大切にする生活に一歩近づきます。

ぜひ試してみて下さいね。

映画ねことじいちゃんから学ぶ心の傷の癒し方

 「ねことじいちゃん」

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映画「ねことじいちゃん」は、小さな島の住人の日常を描いたとてもほのぼのとした作品です。

監督は世界中のねこを撮り続けている動物写真家の岩合光昭さんです。

もちろん映画にはたくさんのねこ達が出演し(エンドロールにも名前が!)、可愛いねこと島の綺麗な景色の映像美も見どころな映画となっています。

 

 

ねことじいちゃん あらすじ

2年前に奥様に先立たれたご老人、「大吉」

大吉は飼い猫の「タマ」と二人で暮らしています。

大吉はタマとの散歩や毎日の食事作りを日課にしながら、小さな島に住む住人達と穏やかな日々を送っています。

ほとんど昔から知っているもの同士、小さな小さなコミュニティですが、新しいカフェができたり、公民館でディスコをしたり、普通の日常の中に楽しみや幸せを感じる日々・・・

しかし友人の死や自身の身体の不調を経験し、息子たちと同居、など、今までとは違う生活の可能性を見ることになります。

そんな中タマが突然いなくなり・・・

自分やタマが今後心豊かに幸せに暮らしていくためには、どう生きていけば良いのか。

本当の幸せとは穏やかなものだという大切なことに気づける映画です。

 

 

 

ねことじいちゃんから学ぶ心の傷の癒し方

私は心理屋なので、ついつい何でも心理学と交えて考えてしまうのですが、ねことじいちゃんは「心の傷の癒し方」が学べる映画だと思います。

 

心の傷を癒す時、人はペットを飼ったり旅行に行ったり飲みに行ったりしがちです。

「非日常」を体験し、今の辛い感情を見ないように気づかないように、まるで忘れてしまったかのようにしたくなります。

もちろんそれは悪いことではありませんが、非日常では気持ちの発散はできても心の傷を癒すことはできません。

心の傷を癒すのは、ただ一つ「普通の日常を送る」ことだけです。

 

普通の日常とは、朝に起きて夜に寝る、3食食事をする、会う人に挨拶をし回覧板をまわし部屋を換気する。

野菜が足りていなければサラダを食べて、身体が冷えていればショウガ湯を飲みお風呂につかる。

そういう毎日が普通の日常です。

もちろん学校や仕事などのルーティンも適度にこなします。

この普通の日常を過ごすことこそ、心の傷を癒すのです。

 

ねことじいちゃんはまさにこの「普通の日常」の中で、人の死や自分の老いと直面し、また「普通の日常」の中でそれらを消化し心に落として納得していく、という過程が描かれています。

映画の主人公である大吉(もしかしたらタマが主人公なのかもしれませんが・・・)は、妻に先立たれたことの傷を、妻がよく作ってくれていた料理を丁寧に作り、タマと一緒に散歩をし、昼寝をする、そんな日常の中で穏やかに心に落としていっているようでした。

旅行をして美味しい食事を食べ、素晴らしい景色に出会う、それも素敵なことですし人生を豊かにしてくれますが、自分で作った食事を自分の家で食べ、自分の住む町の朝焼けや夕焼け、桜の花や星空を眺めることは、その地区に根差した生き方ができ、とても人間らしい生き方です。

 

まさに「心の傷を日々の生活の中で癒す」とはこのことだなあ・・・と深く感じる映画でありました。

 

 

 

映画ねことじいちゃん ★★★★★

個人的な感想ですが、私はとてもこの映画おもしろかったです。

上に書いたような心の傷に関連する部分もそうですが、それなしで考えてもおもしろかったです。

 

クスっと笑える描写が多いですし、出てくる食事も本当に美味しそう!

そしてもちろん、猫が素晴らしいんです。

動物写真家の岩合監督の作品だな、という感じです。

ただ単純に「可愛い!」というだけではなく(いや、可愛いことは間違いないんですが・・・)、猫の一つ一つの表情が良いんです。

自然な猫の表情と島の景色とともに移り変わる美しい自然が涙が出るほどきれいでした。

 

大きく盛り上がるのではなく、最初から最後まで高い満足度のまま終わる映画、という印象でした。

 

 

気になった方ぜひDVDで見てみ下さいね。

全国のシングルファザーSOSを出して!シングルファザーが幸せになるためのポイント

シングルファザーに関する書籍やドラマを見かけることがあります。

今まではシングルと言えば、「シングルマザー」が普通でしたが、今では夫婦が離婚した場合男性が子どもを育てるケースも増えていますし、奥様が死別した時に父子が一緒に暮らすこともあります。

 

今日はシングルファザーの男性が幸せになるための秘訣を書いていきます。

 

 

ちなみに「バツイチ子持ちと結婚する方」向けの記事はこちらです。

 バツイチ子持ちと結婚するあなたが幸せになるために 周囲に理解されない再婚相手の立場を応援する記事

www.ntan.work

 

離婚、再婚、バツイチ、人生の選択は今多種多様です。

シングルファザーもその選択の一つなのだと思います。

 

 

シングルファザーの男性が幸せになる秘訣

・生活の整備

まずは生活がすべての基本。

生活を整備することから始めましょう。

シングルファザーになるのと同時に、引っ越しをしたり子どもが転校することになったり、あなたが転職をしたり、大きな環境の変化があった方もおられると思います。

まずはそれらを片付けてしまい落ち着いた生活ができるように目指しましょう。

また、家の中の状態を把握しておくことも大切です。

今まで配偶者と協力して家事や育児をしてきたのであれば、家の中にあなたが分からないことがあるかもしれません(例えば子どもの学校行事プリントを入れておく場所や、薬箱の有無など)

今まで家事や育児の大半を担ってきたのがあなたであれば別ですが、家の中の細かいことが意外と把握できていなかったりするものです(光熱費などは引き落としなのか、なども意外と知らなかったり)

または把握していても、自分好みでなかったりすることもあると思います。

家の掃除のついでに、物の配置などをあなたとあなたの子ども2人の生活に合わせたものに変更してみると良いですね。

 

 

・応援団を探そう

シングルファザーとなると、今はまだ日本では少数のため周囲に言い出しにくいと感じるかもしれません。

しかし子どもとあなたの生活を安定させるための応援団は必ず必要です。

自分の両親、職場の上司、学校の教師、保健師、かかりつけの小児科の医師、看護師などなど、あなたとあなたの子どもを応援してくれる人は周囲にたくさんいるはずです。

どんどん頼って助けてもらいましょう。

日本人の男性は真面目な方で、大変な時にSOSをなかなか出せない方が多い、という印象を持ちます。

しかしこれから続く子どもとの生活と、とあなた自身の人生を豊かにするために、たくさんの人に応援してもらえると良いですね。

 

 

 

・使える制度は使おう

市役所・区役所などの自治体窓口で申請をすることで各種手当が受け取れる場合があります。

今まではシングルマザーのみ申請が可能だったものも、シングルファザーでも申請可になっています。

申請できる手当は以下のようなものがあります。

 

児童扶養手当

ひとり親家庭医療費助成

・就学援助

・家賃補助

 

必要書類は離婚届受理証明証が必要な場合がありますし、印鑑、請求者の預金口座番号など、申請する手当の内容や市区町村により異なりますので、HPで確認をしていくと良いと思います。

 

 

・孤立をしない

一人で子どもを育てるのは男性であれ女性であれ大変なことです。

その中で、シングルファザーの方は社会的に孤立してしまう方が多いです。

仕事も子育てに合わせて、残業や出張ができなくなったり、場合によっては時短勤務が必要になりますが、今の社会はまだ男性が子育てのために仕事をセーブすることに寛容ではありません。

また経済的にも困窮しやすい、という現実的な問題も起こります。

そして子育ての中にも社会はあります。

PTAやママ友との付き合いに男性はなかなか入ることができないケースがあります。

「男性がいるとちょっと・・・」と言われることも未だに少なくありません。

イクメン」という言葉が流行しましたが、それは母親がいる中で父親が育児を積極的に行うことを良いことだとする風潮です。

子育てのすべてを男性が担う、そのために仕事をセーブして子育ての社会にも入っていく、というのにはまだまだ偏見があることは事実です。

そして先ほども触れましたが、男性は周囲にSOSを出すことが苦手な方が多いです。

孤立して経済的にも苦しくて子育ても上手くいかず・・・それでもSOSを出さない方もいます。

しかし、子育ては誰にとっても大変なもので、みんな周囲に手助けしてもらいやっているのです。

男性だからといって頼ってはいけないわけではありません。

プライベートな知人や家族に頼ることができないのであれば、専門家に頼るのでも構いません。

医師、保健師、保育士、教師・・・

むしろそのような専門家に繋がっている方のほうが、安定して子育てができていると感じます。

 

 

 

・あなた自身の幸せも考える

シングルファザーの方が次の恋をすることも当然あります。

特定の相手がいなくても、女性が恋しくなるものです。

それは自然な感情です。

子どもとの時間はかけがえのないものですが、あなた自身が甘えたりすべてをさらけ出せる相手と時間を過ごしたい、と思う気持ちは何も悪くありません。

育児をする時に、24時間365日子どもと二人きりだと育児ノイローゼになってしまいます。

そのような環境で育児をされている方もおられるとは思いますが、多くの方はそれぞれ「大人の時間」も持っています。

それは仕事の時間だったり、友人とのランチだったり、料理教室の時間だったり、自分の親との時間だったり、配偶者との時間だったり・・・

シングルファザーだからといって、このような大人の時間が不要なはずはありません。

子どもの気持ちを無視した恋愛は当然できませんが、あなたの時間を作ることはだめなことではないですし、子どもの母親(あなたの元配偶者)以外の女性を好きになっても構わないのです。

子どもとあなたの人生は、重なり合う部分も大いにありますが、それでも別のものです。

子どもには子どもの人生、あなたにはあなたの人生があるのです。

子どもの気持ちを考え尊重しながらも、あなたがもし恋をしたなら、その気持ちは大切にして下さい。

 

 

 

おわりに

カウンセリングでも一度きりの相談会でも、シングルマザーの方は多くお会いしましたが、シングルファザーの方にはほとんどお会いしたことがありません。

シングルファザーの方の絶対数が少ないことも影響しているでしょうが、やはり男性がSOSを出しにくい、ということも影響していると思わざるえません。

 

 

私の知人でシングルで子育てをしている男性がいますが、その男性は保健師との面談を定期的に入れ、子どもの学校の先生にもよく相談をしている、と話していました。

また子どもと二人の時間を大切にしつつも、パパ友達らと子どもたちを連れて登山をしたり、一緒に食事をしたりと、孤立しないように工夫しているとのことでした。

 

 

男性が堂々と子育てができ、またどんどんSOSを出して周囲に頼れること、一人親家庭への十分な支援が充実することを願っています。

精神障害者の恋愛は禁止!?それは差別なのか支援なのか

精神障害を抱える方の恋愛事情について考えたことはありますか?

この問題は対人援助職を目指す方、精神障害者当事者の方、家族が精神障害を抱える方はもちろん、普段精神障害者と関わりがあまりない方にも知っておいて欲しい内容です。

 

今日は精神障害者の恋について書いていきます。

 

 

 

精神障害者のリアルな恋愛事情

精神障害を抱える方、と一言で言っても、その方の状態は様々です。

とても重たい状態で自分で自分の言動に責任を持てない状態の方もいれば、心の病になってはいても、仕事をしたり家庭を持っている方もいます。

一時的な落ち込み、という病状としては軽い状態の方もいます。

 

 

一般的には外来で通院されている病状の安定している方は、当然恋愛も自由に楽しみます。

もちろん気持ちの不安定さや病状の影響で、恋愛関係を安定して結べない、などの問題が起こることもありますが、恋愛を禁止するような動きはあまり起こりません。

 

 

しかしその中でも、精神障害を抱えている方が恋愛をする場合、難しい問題が起こることは事実です。

 

 

例えば以下のようなパターンです。

 

性的虐待を受け続けており、男性に対する距離感を学ぶ機会を奪われていた女性が、付き合っていない男性と夜間にドライブに行こうとしており、それについて心配した治療関係者が行かないように女性に話をする

 

 

②知的障害と精神障害を抱えている女性に彼氏ができたが、そのカップルは避妊などの知識がなく、また妊娠をすることでそのカップルの生活が大きく変化し、その変化はとても本人たちだけで責任の取れるものではないと予想される時、デートをする時間や場所を家族や支援者側で制限する

 

 

③好きな人ができると相手に依存をして、生活に乱れができる方に対して、恋愛を中止して自分の生活に集中するように主治医が助言をする

 

 

このようなパターンは精神医療の現場や被虐待児を支援する施設などでは、よく起こる問題です。

 

 

移り変わる精神障害者の恋愛

一昔前までは、精神障害を抱える方の権利が著しく侵害されていた時代が何十年も続きました。

劣悪な環境の病院でろくに治療も行なわずに収容する、縛りつける、などが日常的に当たり前のように行われていた時代です。

この時代には、精神障害者が恋愛なんてとんでもない、というのが常識的な考え方でした。

暗黒の時代ですが決して忘れてはいけない時代です。

 

 

現在では、ようやく精神障害者の権利擁護の必要性が世の中に浸透し、制度も整ってきました。

精神障害の治療についての研究も進み、症状も軽症化してきています。

そんな中で、当然精神障害者も恋愛をするのが当たり前になります。

もちろん元々当たり前なのですが、ようやく世間にそのような認識が広まってきた、という意味です。

 

 

実際に、私は結婚し家庭のある相談者様にたくさんお会いしたことがありますし、恋人が支えてくれその人のキーパーソンになるケースも多くあります。

精神障害者の集まりで出会った当事者の方同士が結婚し、子どもが産まれたことを報告に来て下さったこともあります。

 

 

しかしそれでも、「恋愛を止める」「禁止する」という動きはあるのです。

 

 

もちろん、その当事者の方の判断能力が著しく低下している時に、あまり良い関係ではない異性との付き合いを心配することはありますし、デートをするのはもう少し状態が落ち着いてからでも良いのでは?と助言することもあるでしょう。

異性にひどく依存的になり、そのたびに自殺未遂をしてしまう人に、一度自分の病気を治すことに専念してはどうか、と伝えることもあるかもしれません。

 

 

しかしそのような「治療的」であったり、その人のことを心配した助言ではなく、「精神障害を抱えている人同士の恋愛はしないほうが良い。不幸になる」という考えの人たちもいます。

それは支援者であったり家族であったりもするのです。

 

 

恋愛禁止は差別なのか

私の考えですが、「恋愛を禁止」するということはどんな人に対しても不可能なのではないか、と思います。

 

 

男女が集まればそこに恋愛の感情は必ず生まれます。

恋愛禁止の部活、社内恋愛禁止の職場、そんな場所で恋愛関係になる男女が0かと言えば、そんなわけないですよね。

 

 

そもそも世の中から不倫や浮気もなくなっていないのに、既婚者でもない人に対して「恋愛禁止」なんて言うのはおかしいのです。

既婚者という配偶者以外と恋愛をしたら有責になる、と決められている人たちでさえ、不倫をしたりしてしまう可能性はあります。

 

 

それくらい男女の恋愛感情を止めるのは不可能なのです。

 

 

それを「禁止」するのは、やはり「精神障害者だから」という差別にもあたるのでしょう。

 

 

しかしここで大切なのは、「精神障害者だから」恋愛を禁止するのは差別的な視点が含まれていますが、「今のあなたが恋愛をするのは心配だ」「恋愛をしても相手に依存せず恋愛を楽しめるように工夫点を考えてみよう」「今まで性教育も受けたことがなく知識もまったくないなら、まず性について一緒に勉強をしてみよう」など、その人個人が恋愛をする精神状態、成熟度にない、という視点のもと「支援的に」関わるのであれば、とても有益なことだと考えます。

 

 

恋愛を止めることはできないですし、すべきでもありませんが、恋愛は楽しいことばかりではなく傷つくこともある、ということ、傷ついた場合は自分で自分の感情に責任を持たないといけない、ということは当事者の方が知るべき事柄です。

 

 

そして精神障害を抱えているからこそ、それらを学ぶ機会がなかった人が精神科医療や施設にはたくさんおられます。

そういう方へ「支援的に」関わることは大切なことです。

 

 

私もよく患者様のご両親に「娘の恋愛を止めて欲しい」と言われることがあります。

ご両親の心配な気持ちも分かりますので、ご両親とご本人様と一緒に話し合う、という対応が多いです。

基本的には恋愛は自由であり、医療機関が禁止できるものではありません。

しかしその恋愛がその人の病状に大きな影響を及ぼしている場合や、その人が危険な目に合う可能性が高い場合は、そのことをきちんと伝えて、ご本人様含める関係者で検討していくのが良いと思っています。

 

 

そして恋愛をすると決めたなら、その恋愛は自分で責任を持たなければならない、という誰にでも当てはまる責任があなたにも出てくる、ということを共有していきます。

この「自分で責任を持つ」ことに失敗した場合は手助けをしますし、自分で責任を持つことがその方の成長や治療にとても役立つこともよくあります。

 

 

 

精神科医療に今後関わる方へ知っておいて欲しいこと

私は実習生の方へ話をする時に、必ず今日の記事に書いたような恋愛についての話をします。

 

恋愛禁止の部活、職場はたくさんありますし、不倫のように禁止されていても恋愛感情を止められない男女はたくさんいます。

精神障害を抱えている方も、私たちと同じように恋をします。

恋をすればデートもするし結婚をする方もいます。

その当たり前のことを一方的に禁止する人もいる、そしてそれは支援者や家族などの、精神障害者に近い存在の人であることは少なくないのです。

 

 

このことをぜひ自分自身で考えてみて下さい。

今のこの現実がどういうことなのか、何が起こっているのか、自分はどう感じたのか、それらの自分なりの答えを持っていることは、支援者になる上で大きな武器となります。

一番良くないのは、「規則で決まっているから」「主治医の先生が言っているから」と責任を外に丸投げすることです。

自分で考える、または患者様と一緒に考えてその人なり答えを出していくことが、精神科医療で働く上ではとても大切になってきます。

 

 

おわりに

精神障害を抱える方の恋愛について書いていきました。

「恋愛を禁止する」という視点ではなく、「どんな生活をしていきたいのか、どんな人生にしたいのか、そのことを一緒に考える中で恋愛についても思いが固まっていく」という形は、まだまだ精神科医療ではできない場面もあります。

 

それでも「患者さんの権利です」とはっきりと答える若い支援者も多くおり、頼もしさも感じています。

 

本来は素敵な感情である「恋心」

この機会にみなさんもぜひ考えてみて下さいね。

パチンコに狂っていませんか?ギャンブル依存症治療 間欠強化の法則、借金の返済方法など紹介

ギャンブル依存症のイメージはどのようなものがありますか?

 

お金にだらしがない

一日中パチンコをやっている

借金がある

 

一般的には悪いイメージがあると思います。

 

ギャンブル依存症はその他の依存症とは異なり、身体への影響は目に見えて分かりません(影響がないわけではありません)

その変わり大きな借金を背負うことになったり、生活が破たんするパターンがとても多いのが特徴です。

 

今日はギャンブル依存症について書いていきます。

 

 

 

ギャンブル依存症とは

ギャンブルの数は多くあり、ギャンブルを楽しむ人もたくさんいる中「依存症」と「趣味」の違いはどこにあるのでしょうか。

 

 

アルコール依存症などと同様、「自分でコントロールできなくなれば」ギャンブル依存症ということになります。

ギャンブルのように刺激の強い行動は、脳内の報酬系部分に影響を与えます。

ギャンブルをすることで、脳内にドーパミンという快楽物質が分泌されます。

ドーパミンが分泌されると、強い快感を覚えるのです。

「楽しい!」「わくわくする!」と感じるわけです。

ギャンブル依存症ではない方でも、ギャンブルをすることでこのような快感は生じますが、ギャンブル依存症の場合は、ギャンブル以外の楽しいことにまったく興味がなくなり、ギャンブルが生活の中心になってしまいます。

 

 

そして自分ではギャンブルの時間や費やすお金をコントロールできなくなり、多額の借金をしてまでギャンブルにのめり込むようになるのです。

 

 

ギャンブル依存症の間欠強化

ギャンブル依存症を理解する上で「間欠強化」の法則が重要です。

 

 

強化とはご褒美、報酬を与える、与えられることです。

親の手伝いをして褒められる、仕事をしてお給料をもらう、という場合「褒められる」「お給料」が「強化を与えられる」ということになります。

 

 

犬のしつけなどでも、犬が良い行動を取った時に褒めたりおやつをあげたりしますよね。

そうすると犬はその行動を覚えるわけです。

 

 

私たち人間も同じで、褒めてもらえる、という報酬があるから良い行動をしたり、行動を覚えたりします。

褒められることで良い行動をする頻度が高くなります。

 

 

ギャンブルでの報酬は言うまでもなく「勝つこと」です。

買ってお金がもらえることがギャンブルでの大きな報酬です。

しかしギャンブルでの報酬は毎回もらえるわけではありません。

負ければ大損しますし、買っても金額は毎回異なります。

しかしこれがギャンブル依存症を加速する要因の一つです。

 

 

間欠強化とは、毎回報酬をもらえるわけではなく、報酬をもらえる時ともらえない時がある、という状態です。

この「もらえる時ともらえない時がある」というのが、やっかいで、毎回報酬がもらえるよりは、もらえる時ともらえない時がランダムである、というほうが行動の頻度は増えるのです。

ギャンブルは勝つか負けるか分かりません。

勝てば大きな金額が手に入るかもしれないし、負ければ大損するかもしれない・・・

そんな状況のほうが、ギャンブルに依存しやすくなるのです。

毎回100%負ける、または100%勝つ、と分かっているものをプレーしても、脳内のドーパミンは分泌されず、ギャンブルに依存することはありません。

「時々勝つ」「勝てる可能性がある」から依存するのです。

 

 

これがギャンブル依存症になるメカニズムです。

 

 

 

ギャンブル依存症の治療

ギャンブル依存症病的賭博とも言われており「病気」です。

治療場所は精神科になります。

治療は大きく以下のようなものが効果的と言われています。

 

・服薬治療(ない場合もある)

・ギャンブルに関する心理教育

・家族支援

 

 

ギャンブル依存症に対する服薬治療はまだ十分に研究されていません。

心理教育と家族支援が主な治療になっていきます。

 

 

心理教育では、ギャンブル依存症のメカニズムについてと、ギャンブル行動を止めたり、減らしたりするための方法を学びます。

依存症の治療では「引き金」を避けることがとても大切で、ギャンブルをしたくなるきっかけ(引き金)を把握し、引き金を避ける生活スケジュールを立てていきます。

カレンダーと3色のシールを用意し、一日の終わりに「ギャンブルをした」「ギャンブルをしそうになった」「ギャンブルをしなかった」を振り返り、シールをはっていく、など目に見えるように、他者と共有できるようにしていきます。

ギャンブルをしてしまった日は、どんなスケジュールで動いていたのか、しそうになった日は引き金に近づいていたのか、などを後日カウンセラーと話し合い、安全なスケジュールを立てていきます。

またギャンブルをしたくなった時に、どんな行動を取れば我慢できるのか、対処法について話し合い、それを日常で実践してもらいます。

 

 

家族支援では、ご家族との面接を行ったり、家族教室や家族会を紹介し、ご家族にもギャンブル依存症についての知識を持ってもらい、ギャンブル依存症の方への関わり方の工夫を知ってもらう場を持つことが多いです。

 

 

 

ギャンブル依存症と借金

ギャンブル依存症で治療を受けている方のほとんどは、借金を抱えています。

始めての借金で治療に繋がる方は実は少なく、何度も借金を重ねて、親や配偶者などが借金の肩代わりを繰り返し、もうどうにもならない、という状態になって治療に繋がることが多いです。

 

 

ギャンブル依存症と借金は切って切り離せないものがありますが、借金への対応にも注意が必要です。

 

 

 

それは借金を肩代わりしてはいけないということです。

これをしてしまうと、その方がギャンブル依存症であれば絶対にまた繰り返します。

 

 

借金問題を法律家に相談するのはもちろん構わないのですが、家族が一気に返済してしまう、というのはよくありません。

依存症は依存対象に対する「メリット・デメリット」を自覚することがとても大切です。

「借金をする」というのはギャンブルの大きなデメリットです。

それを誰かが返済してしまうと、自分はまったく苦しまずに、現実に直面せずに問題が解決したことになります。

これでは繰り返してしまうだけです。

 

 

「これで反省して1からやり直して欲しい」「チャンスを与えたい」というご家族のお気持ちは分かりますが、ギャンブル依存症でチャンスを与える、というのは借金を肩代わりすることではありません。

借金は自分で毎月コツコツと返済していき、お金の制限も最初はつけたほうが良いと思います。

治療に繋がりながら借金を返済する、その生活を見守り、応援し、決して見捨てないことがチャンスを与える、ということです。

 

 

借金の肩代わりはご家族の心配な気持ち、優しい気持ちではありますが、実はそれがご本人様の回復や治療に繋がる機会を阻害してしまっているのです。

 

 

ギャンブルで作った借金は、法律家に相談をし、これ以上借金を作れないように工夫をし、ギャンブル以外の方法で返していく、これが基本です。

 

 

ただ借金返済で生活が苦しくなりすぎると「パチンコで勝って借金を返済しよう」と考えるきっかけになります。

衣・食・住は十分に確保でき、ギャンブル以外のストレス発散に時間とお金を多少は使える生活ができるよう、周囲の人たちが手助けをすることは治療の効果を高める大切なことになってきます。

 

 

 

おわりに

ギャンブル依存症は一度なると治療は長い時間を必要とします。

パチンコ店を見ると強い引き金となり、ギャンブルをしたくなる、ギャンブル以外のものに魅力を感じなくなる、というのは生涯継続していく可能性もあります。

それでも、今は治療できる機関も専門家も増えてきています。

もしも自分や身近な人が、病的にギャンブルをしている状態だと思われたら、精神科で依存症を扱っているところで電話をしてみて下さい。

ギャンブル依存症は治療することで普通の生活を取り戻せる病気です。

このことが多くの人に広まることを願っています。

バツイチ子持ちと結婚するあなたが幸せになるために 周囲に理解されない再婚相手の立場を応援する記事

離婚後の再婚も珍しくない近年、結婚相手が再婚で、子どもがいる、というパターンは少なくありません。

 

自分が子持ちで再婚(シングルマザー、シングルファザーの再婚)の場合も、子どもの思いをくみ取ったり、新しい環境にスムーズに移行できるようにフォローすることが必要です。

 

そして自分が再婚相手の場合、つまりあなたの結婚する相手が再婚で子どもがいる、という場合も考えなければならないことはたくさんあります。

どうもこの後者の立場の人たち、とっても大変なのにあまり周囲から大変さが理解されないようです。

 

これは不思議な感じがします。

血のつながりのない子どもを育てる、または育てないにしても重要な関わりを持つ、あるいはその子どものためのお金(養育費)を確保する、・・・

これが大変ではないわけがないですよね。

 

ただなんだかこの立場の方は「大変だ」「どうしたら良いのか分からない」とは言いにくい雰囲気にあります。

 

今日はバツイチ子持ちと結婚するあなた」が幸せになるために工夫できること、について書いていきます。

 

自分の状況と当てはまらない方もぜひ読んでみて下さい。

必ず役に立つと思います。

 

 

 

結婚相手がバツイチ子持ちの場合なぜか起こる批判と無理解

結婚する相手が再婚で子どもがいる場合、本当にとっても大変な思いをします。

これはもう絶対にします。

 

もちろん大変な思い=不幸

と言っているわけではありません。

 

ただ先ほど書いたように、結婚相手が再婚で子持ちの場合、大変さを周囲に理解されにくかったり、弱音を言うとなぜか批判の的にされたりします。

 

「そんな相手を選んだのはあなた」

「子どもに罪はない」

「子どもにとっての親はずっと親であなたがそこに入ってきている立場」

 

こんな意見をよく聞きますね。

 

私はカウンセリングで様々な悩みを抱えた方に会いますが、結婚相手に子どもがいる方はみなさん一生懸命に悩んでおられる方ばかりでした。

相手を思う自分の気持ち、自分を思ってくれる相手の気持ち、子どもの気持ち、相手の元配偶者の気持ち・・・

色々な人の気持ちを考えすぎてしんどくなっている、そんな方が多かったですね。

それなのに、大切な人のため、自分のために悩んで悩んで悩んでいるのに、なぜか周囲からは「自業自得」「子ども優先」扱いをされていました。

まるで自分のために悩むことが悪いことかのように言われていました。

 

おそらく、相手が再婚で子持ちとなると、夫婦2人だけの関係ではなく、子どもという存在がいて(連れ子でもそうでなくても)、自分のことで悩んでいるのがまるで子どものことを考えていないように見えてしまい、自分勝手にうつるのでしょう。

 

まずはこれが間違った認識です。

 

子どもには罪がないのはもちろんですが、この立場にあるあなたにも罪はありません。

子どもが寂しい思いをしているのはあなたのせいではないですよね。

子どもの両親の離婚があなたに原因があるのであれば別ですが、離婚した後に出会っているのであれば、子どもの寂しさはあなたには関係はなく、子どもの両親(つまりあなたの結婚相手と前の配偶者)が、離婚という人生の選択を行った結果です。

 

人生の選択に正しいも正しくないもありませんし、子どもが寂しい思いをするのは間違いありませんが、だからと言って離婚自体が非難されるものでもありませんし(色々な事情がありますし)、ましてや再婚することや、その再婚相手が非難されるなんていうのはおかしな話です。

 

①両親が離婚した時の子どものケア

②結婚相手が再婚で子持ちの状態にある方のケア

 

これはまったく別次元の話です。

どちらも別のもので重要で必要なものです。

 

連れ子を虐待している、とかであればまた話しは変わってきますが、それでも連れ子を育てる大人に対するフォローが十分であれば防げる虐待もあったかもしれません。

 

何にせよ、子どものことを考えるのは当然としても、あなたがあなたの幸せを考えるのも当然です。

 

まずはそこをあなた自身が認識するようにして下さい。

 

・結婚相手がバツイチ子持ちの場合、悩まない人などいない

・遠慮なく悩んで泣いて大丈夫

・まずはその自分の気持ちを認めてあげることが大切

・配偶者になる人にも理解をしてもらう必要がある

 

この4点をしっかりと心に落としてあげて下さいね。

 

 

結婚相手がバツイチ子持ちの場合に確認すべきポイント

さて、結婚相手がバツイチ子持ち、と言ってもケースにより状況は様々です。

最低でも以下の点は結婚前に確認をしておくと良いと思います。

 

・養育費・慰謝料の有無

養育費と慰謝料の有無、あるならそれをどのような形で支払っているのかは確認が必要です。

これは「月に3万円、月末に元配偶者の通帳に振り込む」などを把握するのももちろんですが、この養育費の支払いの有無をどのように決めたのかも確認できるとさらに良いです。

口約束でしたのか、公正証書に残したのか、などですね。

結婚相手が自分のお小遣いの範囲で養育費をやりくりするらしいし、自分は知らなくて良い、なんてことはないと思います。

大切で愛した相手の子どもが生きていくためのお金、あなたが払わないにしても家計から払うにしても、関心を抱くことはとても大切です。

そして養育費を払っていない(受け取っていない)、支払いが止まっている、口約束でしている、などのリスクはあらかじめ知っておく必要があります。

 

 

・面会の有無・頻度

子どもとの面会交流があるのか、あるのであればその頻度はどうなのか、などを確認しておくことは大切なことだと思います。

あなたと結婚相手が育てている場合、あなたの結婚相手の元配偶者が育てている場合、どちらにしてもです。

結婚相手の配偶者が養育している場合、あなたの結婚相手が定期的に子どもと面会することになるのですが、その面会はあなたも一緒なのかどうかも重要な確認ポイントです。

子どもがあなたに会いたいと言っている、結婚相手があなたも一緒に来て欲しいと言っている、面会時は泊りを予定している、などのケースもあります。

このような場合あなたが子どもと会う気があるのか、結婚相手と子どもはどう思っているのか、元配偶者はどう思っているのか、それらを整理してみると良いと思います。

「子どもが決めこと」

「会うのは子どもがかわいそう」

「子どものために会うべきだ」

など色々と世間の声はあると思いますが、何が正解かなんて分かりはしません。

あなたとあなたの結婚相手で話し合い、子どもが大きければ子どもにも訪ね、あなたたち自身で決めていくことが大切だと思います。

 

 

・元配偶者との関係性

元配偶者との現在の関係性は、あなたが今後バツイチの方と結婚する上で知っておくべきことの一つです。

良好な関係で気楽に連絡を取り合うのか、面会時に3人で会うことはあるのか、仲が悪いのか、そしてその関係をあなたが知ったうえでどう感じたのか、これはとても大切なことです。

中には「元配偶者との関係に口を出すなんておかしい」「そんな人を選んだのはあなた」という意見を言う人もいると思います。

しかし、口を出すのではなく把握するのです。

事実を把握しそれについて自分が考えるです。

これにも正しい意見など存在しません。

結婚する相手と素直にお互いの考えを話し合うことが一番です。

 

 

・あなたとの間の子どもについて

結婚する相手はもう子どもがいるので、今後あなたとの結婚生活で子どもを望むのか、あなたはどう思うのかを話し合う必要はあります。

経済的なこと、年齢的なこと、考え方の違いで、子作りをするのかどうか、意見が分かれるかもしれません。

お互いの気持ちを伝え合うことが大切です。

 

 

 

バツイチ子持ちと結婚するための覚悟とは

バツイチ子持ちの方と結婚する場合、「覚悟を持て」とよく言われます。

 

私が以前お会いしていた相談者様も、バツイチ子持ちの男性と結婚し、結婚相手のお子様は元奥様が引き取っていましたが、突然奥様が育児放棄をされ、結局は相談者様たちがお子様を育てることになりました。

 

それは突然のことで、相談者様はとても困惑されていましたが、実際には引き取ったお子様を一生懸命育て、突然環境が変わった子どものケアにも気を配っていました。

しかし突然会ったこともない子どもを育てることになり、旦那様(そのお子様のお父さん)は仕事が忙しく、家にあまりいない、となると相談者様自身もストレスや心配がたまり疲弊していました。

 

しかし実際に相談者様を苦しめていたのは子どもの存在ではなく、周囲の反応だったのです。

「継母が育てられるのか」

「覚悟をもって結婚したんなら育てるのが義務だ」

バツイチ子持ちと結婚したのだから当然そうなる可能性があることも分かっていただろう」

「虐待をするのではないか」

 

友人、職場、家族に遠回しのそのようなことを言われて、ネットで相談をしたらもっとストレートできつい言葉で責められた、と落ち込んでいました。

 

驚くことに旦那様や元奥様の批判ではなく、相談者様の批判が多いのです。

 

旦那様は自分の子どもなのですから、落ち着くまでは残業を調整する、くらいあってもよさそうなものですが、仕事も飲み会も子どもを引き取る前とまったく変わらない頻度でやっていて驚きました。

それなのに相談者様が批判をされる・・・

継母は弱い立場のことがとても多いと感じた事例です。

 

バツイチ子持ちと結婚した場合、連れ子でなくても今後引き取ること可能性があるのは当然だから、覚悟をするべき」

「配偶者が子どもと面会をする時は寂しがったりしてはいけない。子どもの権利だから毎回笑顔で見送るべき」

 

これは世間の反応であり、共感できる部分もあるものの、とても乱暴な意見でもあります。

 

バツイチ子持ちの方と結婚する場合、確かに覚悟が必要です。

しかしそれはあなただけではありません。

結婚する相手も覚悟が必要です。

 

面会交流の話しで例えると、確かに自分の子どもなのだから離婚しても会いたい気持ちは当然です。

子どもの権利でもありますし、別れた父母どちらからも愛情をもらうことが子どもの健全な成長を応援することも間違いありません。

 

しかしですね、あなたが面会交流で寂しくても複雑でも笑顔で行ってらっしゃいと言う覚悟と同時に、あなたの気持ちをフォローする覚悟があなたの結婚相手にも必要です。

 

結婚生活はどちらか一方の覚悟だけでは成り立ちません。

再婚するのであれば、再婚相手の気持ちを無視することは許されませんし、すべてにおいて子どもを優先したいのであれば(例えばあなたが病院に運ばれるほどのけがをした時でも子どもに会うことを優先したいのであれば)、独身を貫けば良いことです。

お互いが「今後結婚をすると我慢をすることが起こるかもしれない」という覚悟を持ち、相手を気遣うことが必須です。

 

ちなみに、「子どもに何も不満なく不便なく十分に満足できるように別々に暮らす親が関わる」なんてことは不可能です。

一緒に暮らしていない時点で子どもは寂しいですから。

「毎日会いたい」と子どもに望まれても、それを叶えると結婚生活は成り立ちません。

そこで現実的な頻度を決めるわけですが、それで「子どもに我慢させている」と落ち込んでも仕方がありません。

あなたはあなたのできることをし、配偶者はその人なりにできることをするしかないのです。

気負いすぎずに覚悟をお互いが決めることが大切ですね。

 

 

 

バツイチ子持ちの方と結婚する方へ周囲ができること

ここまで書いたように、バツイチ子持ちと結婚する場合何かと大変なことが起こります。

そこへ覚悟は必要とはなるものの、気負いすぎても疲れてしまいます。

信頼できる人をどんどん頼ること、パートナーとなる配偶者に理解をしてもらうことが大切です。

 

自分の周囲にバツイチ子持ちの方と結婚する予定がある方がいる場合、ぜひ手助けしてあげて下さい。

決してその方を責めず、その方と配偶者が幸せになれるように、そしてその方が配偶者のお子様と穏やかな気持ちで関われるように応援してあげて下さい。

 

相手にお子様がおられる場合、どうしてもお子様主体の視点になります。

それは一緒に暮らす場合もそうでない場合もです。

しかしまずは夫婦関係が基本です。

なぜなら夫婦関係が上手くいっていなければ、血のつながらない子どもを受け入れることは難しくなるからです。

一緒に暮らしたり遊んだりしていくうちに、子どもとの間にも関係性が構築されていくとは思いますが、それまでは「大好きな人の子ども」でしかありません。

「自分の大好きな子」となるまでにはいくらかの時間が必要です。

その時間をどうか与えてあげて下さい。

それは子どもにとっても必要な時間です。

新しいスタートを切った夫婦を周囲が応援してあげることで、多くのことが上手くいくと思います。

 

 

 

バツイチ子持ちの人と結婚するあなたへ

バツイチ子持ちの人と結婚するあなたは、たくさん不安もあると思います。

 

「結婚式がしたいのに相手がバツイチだから遠慮する」

「相手の子どもと仲良くなれるかが心配」

「元配偶者が自分の配偶者と秘密で連絡を取り合っているようで心配」

「養育費で家計が火の車」

 

こんな思いをあまり周囲にも自分の配偶者にも話せていないかもしれません。

 

私が以前カウンセリングをしていた方は、ニュースで継母や継父が子どもを虐待した、と報道があるたびに、自分も周囲から虐待の恐れがあると疑われるのではないか、とびくびくする、と話していました。

その方は子どもを養育はしておらず、毎週旦那様のお子様が泊りに来る時にお世話をしていました。

その時にお子様が家中のものを壊すそうです。

叱るべきところは叱らないといけない、と思いつつも、気を使う部分もありどうして良いのか分からない、と悩んでいました。

 

相談に来られる方の共通点は、このような不安や悩みを配偶者に話せていない、ということです。

我慢して黙ってしまうか、攻撃的になって喧嘩になってしまうかのどちらかでした。

 

今回の記事にしたような悩みは、一人で抱えられるものではありません。

配偶者に「相談」をするのがとても大切になります。

言いにくい、喧嘩になるのが不安、ということであれば、第三者に入ってもらっても良いですし、手紙やラインで伝えても良いと思います。

あなたのやりやすい方法で気持ちを表現してみましょう。

 

もしも心がはちきれそうになったら、ぜひ専門機関に相談をしてみて下さい。

無料の悩み相談でも良いですし、カウンセリングを短期間受けてみても良いと思います。

 

一人で抱え込まずに、せっかくのご縁、幸せになって下さいね。